アイランドキッチンとは？
キッチンの調理台(シンクやコンロを含む作業スペース）が壁から離れて独立(＝島のように設置)しているキッチンのことです。そのため、周囲をぐるりと回れる動線がとれるのが特徴です。また、開放感があり、リビングやダイニングと一体感を出しやすいです。
アイランドキッチンのメリットとデメリット
アイランドキッチンのメリット
主に５つあります。
- 開放感がある。壁に囲まれず、LDKが広く見え、明るく開放的な空間づくりに最適となっています。
- 家族や来客とコミュニケーションを取りやすいことにあります。ダイニングやリビングを向きながら調理ができ、会話がしやすくなっています。また、小さいお子様の様子も見守りやすくなっています。
- 作業動線がスムーズということです。どの方向からもアクセスできるので、配膳や片付けの動きが楽になっています。
- デザイン性が高い事です。空間の中心に配置されるため、インテリアの主役になりおしゃれなＬＤＫに仕上がります。
- 複数人での調理に向くことです。両側からでも作業が出来るため、家族や友人と一緒に料理がしやすくなっています。
アイランドキッチンのデメリット
こちらも主に５つあります。
- 匂いや煙が広がりやすくなっています。壁がない分、換気効率が下がりやすくなっています。
- 散らかりが目立つことです。リビングからキッチンが見えるため、常に整理整頓が必要となります。
- 壁付けキッチンより設置スペースが広く必要になります。通路を含めて十分な広さが必要で最低でも約８～１０畳のＬＤＫが必要です。
- 工事費用が高い事です。給排水や電気を床下から中央にひくため、壁付けキッチンより工事費が高くなる傾向があります。
- デメリットは収納が減るということです。壁面収納が使えないため、収納が減ってしまいます。
デメリット対策のポイントは？
- 匂いや煙の対策としては、高性能な天井吊りレンジフードを採用したり、ＩＨクッキングヒーターにすることです。
- 散らかりの対策としてはゴミ箱収納や隠せる収納(カウンターや背面収納)を設けることです。
- 収納不足としては背面収納やパントリーを組み合わせることで補うことが出来ます。
- 工事費削減とスペースの解決方法としては、アイランドキッチンではなくなりますが、ペニンシュラキッチンの検討をすることです。
ペニンシュラキッチンとは、アイランドキッチンの開放感と壁付けキッチンの省スペース性を両立した人気タイプです。一方の側が壁や柱に接し、もう一方がリビング側に開放された形のキッチンです。ペニンシュラキッチンはアイランドキッチンに比べ、給排水・配線工事が簡単で施工費を抑えられます。ペニンシュラキッチンはアイランドキッチンと比較して２０～３０万円ぐらいは費用を抑えられることが多いようです。また、壁付の部分があるのでアイランドキッチンよりコンパクトに設置が出来るようになっています。
アイランド型とペニンシュラ型の比較
リフォームで使える補助金は？
長崎市で現在使える補助金は２つあります。
１つが住宅性能向上リフォーム補助金です。2つ目がながさき住みよ家リフォーム補助金です。どちらも弊社のコラムで紹介していますので、参考にしてみてください。
これらの制度はキッチンリフォーム専用というわけでないので、必ずしも対象となるとは限りません。事前に条件を確認しておく必要があります。
まとめ
いかがだったでしょうか。アイランドキッチンはデザイン性や作業性が高く人気です。半面、設置費用が高くなったり、広い空間を必要としたりします。一方でペニンシュラキッチンはデザイン性や作業性がアイランドキッチンに劣りますが、比較して省スペースだったり、設置費用が安かったりします。予算と何を一番重要視するかの検討が必要になると思います。
勇進建設では設置の相談から工事、アフターフォローまで行っています。キッチンのリフォームに興味がある、リフォームを検討している、アイランドキッチン(ペニンシュラキッチン)を設置できるか知りたい等ございましたら、お気軽にご相談ください。また、補助金の代理申請も行っていますので、こちらもお気軽にご相談ください。
